誘導加熱ろう付(induction heating brazing)
高周波加熱コイルの内部またはその近くに接続部を置き、このコイルに誘導電流を流し接続部に発生する誘導加熱を利用してろう付をする方法です。この方法は、表面効果を利用しているので発熱する範囲は表面層です。
誘導加熱ろう付の特徴は以下の通りです。
- 局部的な加熱ができる。(母材への熱影響が少ない)
- 急速加熱ができる。(温度、時間などの制御が容易)
- 非接触加熱ができる。
- 真空など任意の雰囲気で作業ができる。
- フラックスの酸化による劣化がない。
当社では誘導加熱ろう付を使って主にチタン以外のろう付を行っています。